BIG3日記

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デッドリフトでガッシャンガッシャン降ろすことについて

基本的にデッドリフトでガッシャンガッシャン音を立てて降ろすと、周りから白い目で見られたり、トレーナーに注意される。器具を大事に扱えとか、降ろすときもトレーニングの一部だとか、騒音うるさいとかいう理由だ。これはこれで納得できる。が、ガッシャンガッシャン降ろすことにも意味があると思っている。

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ガッシャンガッシャン降ろすといけない派の意見

器具は大切に扱うべき

これはもっともな意見だ。特にトレーナー側からしたら大事な器具を大事なジムにドッカンドッカン落とされてしまったらいい気はしないだろう。

だがトレーニングの器具、特にバーベルは丈夫で簡単に壊れるものじゃない。まあものによっては弱いシャフトもあるが丈夫なものなら壊れる心配は基本的にないだろう。

ジムのフロア強度だってまともなジムならちょっとやそっとで壊れるような強度ではないはず。もし貧弱な強度であるならばそもそもジムを建設する時点で間違っている。

まあでも自分がもしオーナーだったらいい気はしないだろうし理解はできる。

降ろすときも大事な局面だから丁寧にそっと降ろすべき

レーニングはネガティブも重要というのはもはや説明不要だろう。

ネガティブ(エキセントリック)局面の効果は様々な研究で証明されているからな。それについても概ね同意だ。

しかしだからと言って何でもかんでもネガティブを重視するのは如何なものだろうか?

うるせーから静かに降ろせ

まあ要はクレームの原因になるのはこれだ。

まあそうだよな。実際うるさいだろうし。納得の批判である。

人によっては大声出してトレーニングする人と同じでうるさく感じるのだろう。

高重量扱ってますアピールうざい

これもたまに聞く意見。

レーニングしてる当人にそんな意識があるのかどうかは不明だが。

そんな奴本当にいるのだろうか?いたら痛いやつだ。

なぜガッシャンガッシャン降ろすのか

ウェイトリフティング選手はドッカンドッカンバーベルを落としている

ジムでは御法度とされているが、ウェイトリフティング選手は頭上からドッカンドッカンバーベルを落とす。デッドリフトでもだ。みんながそうかどうかは知らんけど。自分が大学のトレーニング室で見た光景はそうだった。

ウェイトリフティングはラバープレート

まずウェイトリフティングはゴムに覆われたラバープレートだ。

これだとバーベルを落としても衝撃や音はかなり軽減される。

ジムでデッドリフトの騒音が問題になっている場合は、デッドリフトゾーンをラバープレートにしてしまうのも一つの手かもしれない。

ネガティブでゆっくりやるとめちゃくちゃ疲労が溜まりやすい

ただでさえ高重量を扱い、身体への負担も大きく疲労が強く出やすいデッドリフト。ネガティブを重視し過ぎると筋肉へのダメージが大きく、筋肉痛にもなりやすいし疲労も中々抜けない。

ウェイトリフティングの選手は練習頻度も半端ないが、それはネガティブで効かせたりせずにドッカンドッカンバーベルを落としているからというのもあるだろう。

ちなみにポジティブのみでネガティブなしでは疲労が少ないというのは自分の身体でも過去に検証済みだ。

降ろすときに変に粘ると腰を痛めやすい

これは自分の経験則だが、デッドでネガティブで粘ると腰を痛めやすいと思う。今までにデッドで腰を痛めたパターンは全部これだった。

ネガティブを粘ることで疲労が溜まりやすく、フォームも崩れやすくなる。降ろすときに変に前傾姿勢なんかになってしまったら危険だろう。

降ろすときにシャフトが前後にぶれた時なんかに粘っているとその負担が腰に来やすくとっても危険。

重力に逆らわずにスッと降ろした方が自由落下になるため前後へのブレは起こらなくなる。

フォームを学習するためには疲労を溜めずに頻度を上げた方が良いのでは?

そうなるとパワーリフティングでもネガティブで無理にゆっくり降ろさずガッシャンガッシャン降ろした方が良いのでは?という気がする。まあ実際の大会ではある程度コントロールして降ろさないと注意されたり失格になるのだが。

でもネガティブ局面をカットすることで疲労が軽くなり、回数や頻度を上げることでプラスの効果があるのではないかと思う。

というのも以前はドッカンドッカン降ろしてやっていて調子が良かったが、今のジムではコントロールしてやっており、疲労が抜けにくいのを実感している。

まとめ

デッドリフトでガッシャンガッシャン降ろすことに対するクレームは理解できる。が、ガッシャンガッシャン降ろすことにもメリットがある。

環境と周りの人が許せばガッシャンガッシャン降ろすのも悪くないかもしれない。

理想はラバープレートでやって、粘らず重力に逆らわずに降ろすことだと思う。あとは床の緩衝材で振動や音を抑えることが重要となるだろう。

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