筋力トレーニングを成功させるためには様々なことに取り組まなければならない。個人的な意見だがその中でも最も効果を分けるのはフォームだと思う。
トレーニングを成功させるために必要なこと
1.栄養(食事やサプリメント)
栄養は必須かつ超重要である。
食事やサプリメントなどでカロリー計算やマクロ栄養素(たんぱく質・炭水化物・脂質)を調整したり、クレアチンなどの栄養素を摂ったり、ビタミンやミネラルを補給することは、トレーニングの成果を左右することは間違いない。
栄養不足でトレーニングをしたらすぐに頭打ちになるし、身体を壊すのは目に見えている。
2.休養(睡眠やコンディショニング)
休息も必須かつ超重要事項だ。
睡眠は最高のサプリメントである。
休息不足だとどんどん疲労が蓄積していくし、集中力も下がる。中枢神経系の働きも悪くなりパフォーマンスが落ちてしまうだろう。
3.計画(トレーニングプログラム)
計画(プログラム)は、つまりどんな種目をどんな重量で何レップ何セットどれぐらいの頻度で行うのかということである。5×5プログラムや、5/3/1、テキサスメソッド、ロシアンルーティーン、スモロフ、サイクルトレーニング、ピリオダイゼーション(線形・非線形)その他分割法など様々なプログラムが存在している。
何を目標にどこに照準を当てどういう設定でトレーニングしていくかはもちろん超重要だ。
何でもかんでもむやみやたらに考えずにやっても強くなれるわけではない。
4.トレーニングフォーム
トレーニングフォームも様々だ。筋肥大なのか筋力強化なのか、またはどこの筋肉にフォーカスするのかなど目的によってフォームは変わってくる。個人的にはこのフォームが結果を大きく左右すると思っている。
なぜフォームが重要なのか
フォーム以外は簡単にマネできる
理由は簡単だ。
栄養、休養、計画は誰でも簡単にマネできる。
この3つは正しい方法を分かっていればあとは実践するかしないかだけである。
もちろんどれもトレーニングを成功させるための必須条件なので、疎かにできない。
重要だから確実に実行しなければならないが、本気でやった場合ここで差は出ないと思う。極端な話、チャンピオンの栄養・休養。計画を事細かに教えてもらえば理論上ほぼ完ぺきにマネることは可能だ。
だが実際に同じように効果が出る訳ではない。
※勿論そもそもの身体的素質・才能が結果を左右するのは間違いないが、今回は割愛する。
フォームは最も差が出やすい
栄養・休養・計画に対し、トレーニングフォームは人によってかなり差が出る。簡単な種目であればある程度差が出辛い。しかし実際はトレーニングフォームは奥が深く、難しい種目が多い。
また骨格の個人差で得意種目や苦手種目が分かれることもある。
同じ種目でも上手い人と下手な人では、まるで効果は変わってくる。
例えば筋肥大を目的に同じ種目を同じ重量・回数・セット数でおこなった場合を考えてみよう。
フォームが上手い人はターゲットの筋肉にしっかり負荷が乗り、パンパンにパンプアップして悶絶するが、下手な人はどこか別の部位に負荷を逃がし、どこにも効いておらず、平気な顔をしているなんてことは良くある。
このようにいくら同じ設定でトレーニングしたとしても、身体に加わる刺激は雲泥の差だ。
フォームが嵌れば一気に伸びる
経験上これは間違いなく言える。
得意部位、得意種目は誰でも際立って成長が著しいものだ。
私自身、今まで苦手だった種目や停滞していた種目が、コツを掴みフォームが嵌った途端に急激に使用重量が伸びたり筋肥大した経験が何度もある。
良いフォームでトレーニングすることでプログラムの効力が十二分に発揮される
どんなに良いプログラムを組んでいてもへんてこなフォームでやっていれば効果は半減だし、下手をすると怪我をしたりする。
自分が伸びない理由を「プログラムが合ってないから、、」とかプログラムのせいにする前にフォームを再確認した方が良いだろう。
正直フォームが嵌ってれば大体どのプログラムでも効果は出るし、多少変わったプログラムでも効果は出る。
もちろん超上級者で遺伝子の限界に近い場合とかはそう簡単にはいかないけどね。
俺みたいなまだまだの人はそういうのを言い訳にするのはまだ早い。
まとめ
- 栄養・休養・計画・フォームは全部大事。必須。
- 栄養・休養・計画はしっかりできていれば大きな差が出ない。
- トレーニングフォームは奥深く差が出やすい。
- トレーニングフォームが違えば身体への刺激も変わり、効果も変わる。
- トップクラスの選手は栄養・休養・計画がしっかりできた上で、身体的才能に恵まれ、トレーニングフォームが超上手い。
ということだ。
身体的才能はともかく、栄養・休養・計画がしっかりできているのに中々成果が出ないという人は自分の骨格・目的に合った最適なフォームの取得が重要だと思う。
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