ベンチプレスのセッティングに掛ける時間はどうだろうか?私の場合セッティングの出来不出来に掛かる時間が影響していたようだ。
ゆっくりのセッティングと素早いセッティング
ベンチプレスでセッティングをする際、良い時と悪い時とバラつきがある。色々と自己分析してみると良い時は大体時間を掛けず素早く行っているようだ。
特にアップの軽い重量のときは余裕があるためか落ち着きすぎてゆっくり確認するように時間を掛けてセッティングしていた。しかし実はこれはあまり良くない方法だったかもしれない。
一方高重量になってくると、気合も入り、勢いよくキュッキュッキュッと素早くセッティングしいていた。
なぜだかゆっくり丁寧にやったセッティングよりも素早くやったセッティングの方が綺麗に決まることが多い。
なぜ差が出るのか
なぜこのような差が出てしまうのか考察してみた。
迷いや雑念
ゆっくりだと頭の中で余計なことを考えたりして迷いや雑念が入り込みやすい。考えすぎはズレに繋がってしまう。身体に対し素直なセッティングではなく、頭で考えすぎた不自然なセッティングになってしまっている気がする。
一方素早く行うと迷いや雑念の入り込む余地が少ないため、ズレが少なくなる。
セッティングに使う力
もう一つの原因は、セッティングに使う力である。
ゆっくりやると、ブリッジを作るにせよ肩甲骨を寄せるにせよ全てが弱い力でやってしまい、甘くなってしまう。全体として時間を掛けて体力を消耗する割にかなり甘いセッティングとなってしまうだろう。
一方素早く行うと、ひとつひとつの動きにメリハリが付き、強い力でできるためしっかりとセッティングできる。
全身の連動性
ゆっくりのセッティングだと全身の連動性が断たれてしまう。
肩の位置を決めて、その後ゆっくり足の位置を決めて~とかやっていると全身の連動性が悪くなってしまうのは考えられることだろう。
素早くやれば全身をしっかりと流れの中でセッティングできるため、全身の連動性を保ちやすいように感じられる。
まとめ
ゆっくりセッティングすると
- 迷いや雑念が入り込みズレが生じやすくなる
- メリハリがなく弱い力で行ってしまうため甘くなる
- 全身の連動性が断たれやすい
素早くセッティングすると
- 迷いや雑念が入り込みづらい
- メリハリがあり強い力で行うためしっかり決まる
- 全身の連動性が保たれやすい